top of page

きっかけは共働きの両親

両親が共働きで休みの日はとても疲れていて

寝ていることが多かったのを覚えています。

そんな両親の姿を見て子どもながらに

働くことの大変さを思い知り

また何とかして疲れている父、母の

役に立ちたいと思っていました。

そんな思いもあり、柔道整復師の資格を取得して地域で

1日100人以上の患者が来る整骨院で現場で

経験を積んでいたのですが

来れるのは時間に余裕がある方や

時間を割いてでも来ないと

身体が辛くて仕方がない方達。

当たり前と言えばそれまでなんですが

自分の中ではモヤモヤしているものがあって。

ある日の休日にショッピングモールへ出かけると

そのモヤモヤの正体がわかりました。

ソファでぐったりしている人

駐車場ではお父さんたちが疲れ果てて寝ていたり

痛そうに身体や顔を歪めながら歩いている人たちが

とてもたくさんいました。

その姿はかつて見た自分の両親とそっくりに見えたんです。

この時に、自分はまだ治療家を目指した時の

思いを果たしていないと気づきました。

働く全ての大人が、活き活きと疲れ知らずで毎日を過ごす。

そんな大人をみた子どもが、「早く自分も働きたい、

あんなに楽しそうに生きたい!!」

そう思えるような社会になるよう

貢献して行きたいと思っています。

その為には、整骨院に来れる人だけを

治療しているわけには行きません。

全ての人が平等に治療を受けることができ

健康に毎日を過ごせるようにする為には

自らが足を運び、施術をさせてもらおうと思い

このサービスをしようと思いました。

 

あとは自分自身が整骨院で働いていて、

仕事に追われて余裕がなく眩暈やふらつきが出る時も

ありました。ただ、そんな身体でも治療をしなければ

いけない環境だったので自分と同じように

こんなにしんどいのに仕事をしなければいけないのか?

という思いで働いたり

まだ続けたいけど身体がもう無理だという人を

助けることができればとも考えています。

しんどい人ほど自分に厳しく、これくらいは皆も我慢してる

という考えで症状をそのままにしてしまう人も多いので

制度としてマッサージを受ける機会がある方がいいと考えました。

 

昨今離職が進んでいく世の中で、経営者の人が苦労している

人材確保の悩みの解決にもつながればいいという思いもあります。

このさききっとこうしたサービスを

利用する会社は増えるでしょうから。

・重病でも頑張ってくれた

これも訪問で施術をしようと思ったきっかけなんですが

治療家として働きだした一年目

僕が専属で担当させて頂く患者さんがいました。

(ここではAさん)

高齢の女性の方で、全身に痛みがあり

特に脚の痛み、坐骨神経痛の症状で来られていました。

Aさん自身は、凄く歩くことが大好きで痛みなく

散歩ができるようになりたいといっていました。

駆け出しの僕はできる技術と熱意を持ってできる限りの

ことをしていました。

それが伝わったのか、Aさんも歩くのが辛い中で

頑張って毎日来てくれていました。

しかし、ある日を境にAさんがぱったり来なくなりました。

その時の自分は、症状を治せてなかったし

仕方ないくらいに思って日々過ごしていました。

1か月後、Aさんの家族が整骨院にやってきて

Aさんがお亡くなりになられたことを教えてくれました。

Aさんは元々過去に癌の既往歴があり

手術も無事に終えていたのですが

体調が急変し、入院を余儀なくされてそのまま1か月

徐々に弱っていき、亡くなられたそうです。

ただ、入院中は「早く整骨院に行きたい。

先生に会って元気な姿で会いたい」

とずっと言ってくれていたそうです。

この時に自分自身が会いに行けたらと思いました。

会いに行って施術したところで全てが良くなるわけでは

ないですが、会うことで、顔を合わせることで少しでも

​元気になってもらいたい。力になれるように尽力したいです。

IMG_3008.jpg

3cure代表

​西川 彗悟

bottom of page